新築物件の選び方1
いろいろなタイプの不動産会社
不動産会社は2種類ある
部屋探しや契約のために必ず訪れることになる不動産会社。不動産会社は、大きく分けて「管理会社」と「仲介会社」の2種類に分かれる。新築物件は、人気が高いため一つの不動産会社会社のみで募集することが多い。
管理会社
主な 特徴 |
自社で管理する物件(会社が直接貸主であったり、貸主・オーナーから管理を委託されている物件)だけを主に紹介する。部屋を選ぶ際に他物件との比較ができないことが多く、またすべてのお部屋が満室となっていることもある。学生マンションやマンスリーマンション管理会社に多い。 |
---|---|
物件の情報 |
建物の日々の管理を行い、新築建物には設計時より仕様や設備にも関わっており物件細部の情報に詳しい。 |
仲介手数料 |
仲介手数料(家賃の0.5~1ヶ月分)は、管理会社が貸主である場合を除いて支払う必要あり。 |
紹介の流れ |
物件の紹介~契約~入居後の管理まですべてを行うため問い合わせ窓口が一箇所で済む。 |
仲介会社
主な 特徴 |
アパート・マンションから学生マンション・マンスリーマンションまで複数の管理会社の物件を比較しながら家賃や設備などの希望条件にあわせて紹介してくれる。駅前やターミナル駅に多い。 |
---|---|
物件の情報 |
各管理会社の新築物件の情報がそろっているため自分で物件を探す必要がない。 |
仲介手数料 |
仲介手数料(家賃の0.5~1ヶ月分)が必要。 |
紹介の流れ |
自社管理物件を持ち、他管理会社の物件の紹介も行う仲介会社もある。 (専任物件・一般物件) |
上記の2種類の複合型、また物件により部屋の紹介は仲介会社・契約は管理会社・日々の管理はオーナーなどと役割を分けているところもある。名前やお店を見ただけではあまり判断できないことが多い。
ターミナル駅(池袋・新宿・渋谷など)周辺の不動産会社
住みたい路線や駅など決まっておらず新築物件を探し始める場合はじめに訪問してみるとよいだろう。地理感覚やイメージがつきやすい。
学校周辺や駅前の不動産会社
住みたいエリアや駅が決まっている場合、周辺の不動産屋さんを数件探し廻れば希望する新築物件にめぐり合える確率が高い。・店頭に物件情報や図面をベタベタ張っていて古めかしいお店にはなかなか入りずらいが…。
アパート・マンションを経営する大家さんは複数の不動産会社に部屋紹介を依頼しているケースもあり、「前の不動産屋さんでもこの物件見た!」なんてこともありうる。
不動産会社の営業免許
不動産業者は、「宅地建物取引業法」という法律のもと、都道府県や国土交通省の免許で営業している。免許票は店内に掲示されている。免許は5年ごとの更新。○○知事免許(△)第●●号と表記されたカッコ内の△の数字が更新数を表しているため数字が大きいほど長く営業続けてきた歴史ある会社となる。
事務所が2ヶ所以上で他都道府県の区域にまたがって営業している会社には国土交通大臣免許が、また1つの都道府県にのみ事務所がある会社には都道府県知事免許が交付されている。
休日と営業時間
不動産仲介会社は水曜日が休み、営業時間は朝10:00~夜19:00までのところが多い。ただしJR山手線や東急線沿線の不動産会社は日曜日を休日としているところも多く見学・訪問の際は事前に問い合わせしておいた方がよい。
一般的に管理会社は、土日祝祭日を休日としているところが多いが、2~3月の部屋探しシーズンは無休で営業している。また学生向け物件を扱う会社の多くは年末年始を除いて11月~3月までは休まず営業している。
不動産会社の印象
資料請求時には「名前」「住所」「進学先」「電話番号」は必ず最低伝えなければならない。不動産会社にあまり信頼が置けないと感じたら詳細を伝える前に一旦電話を切って再度考えてみること。はじめの印象は大事だ。 新築物件は、管理する不動産会社が自社だけで募集する場合が多いので新築物件を探すなら多くの不動産屋会社に当たってみよう。もし部屋探しや散歩でぶらぶら歩いている途中で建築現場があれば、必ずその物件を管理する会社の看板があるはずだから直接連絡してみてもいいぞ。