新築物件の選び方2
マンスリーマンションを借りる
マンスリーマンションとは?
月単位で部屋を借りることのできるマンスリーマンション。
礼金・敷金(保証金)・仲介手数料が不要で利用料金の支払いはチケットを購入またはカード払いでOKのマンションもある。入学後1ヶ月だけ借り、その間にアパート・マンションを探すのに利用する人もいる。家具・家電製品は完備され、光熱費もゼロだが、その分月々の利用料金は高め。木造や軽量鉄骨の構造のマンスリー型アパートも郊外には多い。
マンスリーマンションの探し方
マンスリーマンション探しは、不動産会社をやみくもに廻ってみても見つからないことが多い。これはマンスリーマンション運営会社が自社のみで、または提携する不動産会社のみに利用者の紹介を依頼しているためだ。
そのため部屋探し情報誌やホームページから資料を請求し、直接問い合わせしたほうがよい。学生でも利用しやすいように「学校から検索」できるサイトもある。
契約内容を確かめる
一般アパート・マンションを借りる際、初期費用として礼金・敷金・仲介手数料・前家賃など合わせて家賃の5~6か月分の金額がかかる。マンスリーマンション・マンスリーアパートならこうした初期費用も抑えることもできる。ただ、通常ならかかってくるこうしたお金は、毎月の利用料金に上乗せされており、利用料金は周辺のアパート・マンション家賃相場と比べ高めになっている。また敷金が不要となる代わりに退室時の原状回復費用について別途契約に定めがあるため、契約内容はしっかり確認すること。
都心で増加中!ハイグレードマンスリーマンション
首都圏では近年、新築されるマンスリーマンションが増えている。
家具・家電製品がすでに備え付いた広めの室内は高級ホテルの室内の雰囲気を醸し出し、インターネットも完備。またセキュリティーキーも採用。エントランスもオートロックや宅配ボックスも設置され、デザイン・機能グレードがかなり高い。
東京都内では乱立を防ぐために建築に規制をかけた区もあらわれるほど近年新築されるマンスリーマンションが多い。
一人暮らしに必要な家具・家電購入 ~家具・家電付のメリット~
一人暮らしを始める際は、入学金や授業料の支払いもあり、なるべく初期費用は抑えたいもの。
「2年間は学校で学んで地元に戻る」「卒業後は就職せずに外国に留学する」などはじめから計画しているなら、家具家電製品は購入するより備え付きのマンスリーアパート・マンスリーマンションを選ぶかやレンタルにしたい。
一人暮らしに必要な家具・家電の値段
冷蔵庫 | 2万円 | 2ドアタイプ(シングル向け) |
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洗濯機 | 5万円 | ※乾燥機なし |
テレビ | 3万円 | 16型※地上波デジタル対応なし |
掃除機 | 2万円 | |
電子レンジ | 3万円 | |
テーブル・机・椅子 | 2万円 | パイプベッド |
ベッド・寝具 | 3万円 | |
計 20万円 |
パソコンを除くと、総額約20万円程度必要。また冷蔵庫・洗濯機・テレビ・電子レンジの家電4品目を引越しに伴い廃棄する場合、一般粗大ごみで出すことができない。メーカーまたは専門業者に引き取ってもらわなけらばならず、家電リサイクル法に基づく処理費用がかかる(1品目約4,000円)。
レンタルする場合は1ヶ月4,000~5,000円が相場(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ)。