設備・サービス編
セキュリティーシステム
セキュリティーシステムの紹介
新築アパート・マンションに導入されているセキュリティーシステムの一部をここでは紹介。但し、豪華な設備も完全に犯罪を防ぐわけではない。部屋の鍵はしっかりかける、見知らぬ人を勝手に中に入れない、訪問者とはドアチェーンをしながら話すなど自分の身は自分で守らなければならないことはいうまでもない。
オートロック
エントランスで開錠番号を押すか、専用の鍵を使わないと建物内に入れない。来訪者は、エントランスから室内の入居者を呼び出し、室内から遠隔操作でエントランスドアを開けてもらう。学生マンションや新築マンションにはセキュリティー重視の観点から必ず設置してある。ダブルオートロックシステムを採用しているマンションもある。但し、入居者が開けたドアが閉まる瞬間にそっと棟内に入ることもできてしまうため不審者の侵入を完全に防げるわけではない。過信は禁物。
モニター付インターホン
室内からエントランスにいる訪問者を画面で確認することができる。悪質な訪問販売の場合、「宅配」や「郵便配達」と偽ってオートロックを開けさせ、マンション内にはいってくることもある。
防犯カメラ・センサーライト
防犯カメラはエントランス・棟内に入ってくる不審者から守ってくれる。映像はDVDまたはハードディスクに1週間程度保存される。自転車等の盗難防止にも一役買う。
センサーライトは、監視エリアに入ってくる人を感知してライトで照らす。センサーライト付防犯カメラなら夜間・暗がりでも不審者を撮影できる。
ピッキング防止キー
○:ディンプルキー、カードキー、ツーロック
×:ディスクシリンダーキー(簡単に複製のできるもの)
心配ならば、不動産会社でセキュリティー性の高い鍵へ交換してくれる。
鍵の交換費用は1~2万円。
セキュリティーガラス
ガラス破りから守ってくれる。また、二重ロックやガラス表面に張る防犯フィルムも効果を発揮。2重ロックの取り付けや防犯フィルムは金額も高くない。自身で取り付けることもできる。
網入りガラスは、割れたときの破片の飛散防止の効果しかなくセキュリティー性は高くない。
指紋認証キー
指紋を登録した入居者のみが建物や部屋に入ることが出来る。オートロックと併用で利用されることが多い。
その他、防犯シャッター・サムターンカバー・赤外線センサーなど最近新築されるアパート・マンションには、犯罪防止のため種々のセキュリティー設備が導入されている。またICカードをカードキーとして利用して玄関ドアを開ける方式も登場している。
管理会社によるセキュリティーサービス
日々の生活の中では自分一人では解決できない緊急事態が起こりうる。住まいの状況を日々見守ってくれている管理会社の様々なセキュリティーサービスも部屋選びには重視したいところだ。緊急時は、室内に設置された「非常ボタン」を押せば警報が鳴り、管理人または警備員が駆けつける。事件性がある場合は、警察や救急車の手配も行うことも。管理会社では大手警備会社と巡回警備・機械警備契約を行っているところもある。設備故障にも対応する。
一人暮らしを狙う犯罪
ピッキング | シリンダー(鍵を入れる部分)内に針金等を挿入して開錠してしまう犯罪。 |
---|---|
サムターン回し | 玄関扉のすき間やドアにドリル等で穴を開け、特殊な工具等を差し込み、扉の内側にあるサムターン(ツマミ)を回して解錠する犯罪手口。サムターンカバーで防衛。 |
ガラス破り | クレセント(留め金)まわりの窓ガラスをバールやスパナで割り、部屋の中に侵入する犯罪。侵入防止ガラスや二重ロックなどの対策が必要。 |